今でさえ、女の子数人からの視線は感じる。 1日が普通に過ごせるか心配だ…。 午前中はグループでいることはなくて、各自部屋で待機だった。 女子部屋と男子部屋で分かれるから、あたしは栞里の隣にずっといた。 「栞里…疲れた」 「バスの中で寝てなかったの?」 「うん」 「起こしてあげるから寝てなよ」 栞里を信用してあたしは隣に小さく寝そべった。