二人で帰って家まで送ってくれた優翔くんとバイバイしたあとは、部屋に篭り考え事をしていた。 「宿泊研修まであと何日だろ…?」 部屋の壁に掛かっているカレンダーに目をやると焦ってしまった。 あと2週間しかない…。 隣のクラスだから大した打ち合わせも出来ない。 それが、あたしのとどのつまりだった。 栞里がいればご飯を作る問題は解決するか…。 栞里は料理が得意だから。 学校に行くと、あたしと栞里は念入りに打ち合わせをした。