調度良い時間だったのかバスは、ほとんど待たないで来た。 「このバスで、20分くらいで着くから…よろしくお願いします…」 「いえいえ、こちらこそー」 バスは貸し切り状態だった。 朝は人がすごく乗ってるし夜もそこそこ人が乗ってるのに今日は珍しい。 あたし達を二人だけにするため? それとも偶然? 二人で一番後ろの席に隣同士座った。