「ねぇ凛菜、図書室って人少ないの知ってた?」 「知ってるけど…どうしたの?」 栞里は苦笑いを交えながら聞いてきた。 「その…こんな地味な場所に須田くんいるのかなぁーって、ね」 「いるよー。あたし前に図書室行った時、一人で寝てたんだから」 少し引いた顔をしている栞里だけど、さっき気合い入れてリップ塗ってたな〜…。 「図書室入ろうか」 「う、うん」 珍しく栞里がカチカチに緊張している。 あたしは窓際の後ろの席まで栞里の手を引いて案内した。