「学校でみんなが優翔くんは転校したって思ってるよ!」
「しないから転校とか!また普通に夏休み明け、学校通うから!」
「良かったぁ〜…」
「俺、すげー学校行きにくいんだけど…」
あたしは安心してまた泣きそうになってしまう。
「ほんとに良かった…遠距離になっちゃうって思った…」
「また泣いちゃった…?」
「…今のは嬉し涙だけどね…」
優翔くんにべったりと抱き着くあたし。
ほんとに良かった。
あんなに悩んでたあたしがバカみたい。
「何か嬉しいな…」
「何で?」
優翔くんは優しく笑いながら、あたしを抱きしめ返した。

