「…アメリカ行っちゃうってほんと?」 「えっ…」 知ってたのか?という感じの顔であたしを見てびっくりしてる。 「噂で聞いたし…栞里からも聞いたの…」 「噂になってんだ〜…俺、ちょっとした有名人?」 クスクスと笑いながら優翔くんは優しくあたしに言った。 「ほんとだよ。夏休み入ったらすぐにアメリカ行く」 「…離れちゃうね…」 「甘えん坊…少しの間だから泣くなよ…」 あたしをぎゅっと抱きしめる。 人が回りにいようと関係ない。 あたしも優翔くんの背中に手を回し抱き着いた。