ずっとクヨクヨしててもダメだから…

前向き思考にならなきゃ!

別に優翔くんが転校するだけで、いなくなる訳じゃない。

遠くにいるだけなんだから!


「おはよ!栞里!」

「おっ、おはよ…凛菜!…大丈夫?」

「何が?全然、元気だし大丈夫!」

「そっか…良かった!」


栞里はずっと心配してくれてたみたい。

ありがとう。

あたしはもう前向きになるから。


「そうだ…凛菜?」

「ん?」

「太陽から聞いたんだけどね…」