紛らわしい!と思いながら二人並んで空を見る。


〜♪〜♪〜♪〜…



栞里の携帯の着信音が鳴った。


「あ…ごめん、部活の先輩からだ…」

すぐに電話に出ると、話しが長引きそうなのか、あたしに゙ごめんね゙のジェスチャーをして屋上から出て行った。


「先輩に呼ばれて大変だねー…」

部活入ってないのは楽で良いのに。

あたしは、屋上から出ようと振り返ると出入口から女の子3人組が来た。


「ねーねー!須田くん見た?体育の時の!」

「みたみた!かっこいいのに脚も速い何て!」

「あー!ホントにかっこいい!」