そんな会話をしながらバスに揺られて20分。
「降りるよー」
「はーい」
あたしは優翔くんの後ろをついていきながら、バスを降りた。
それにしても…
「雨、ひどくなってない?」
「凛菜走れるか?」
「遅いけど…頑張る」
「手、繋ぐぞ」
「うん!」
がっちりと手を繋ぎあたし達は雨の中を走って行った。
優翔くんの家に着いた時には、髪の毛から制服がびしゃびしゃに濡れていた。
「優翔くーん、濡れてるけど入って良いのー?」
「玄関入ってろよ!今、タオル持って来るからな」
「ごめーん!ありがとう」
クシュンとあたしは、くしゃみをして優翔くんを待っていた。

