放課後デートの光景を思い出す。
あたしが心から笑えた日。
「ねぇ優翔くん」
「んー?」
「放課後デート、懐かしく感じるね」
「そうだな〜。やっと凛菜がまともに話してくれるようになった日だから忘れない」
ぷぷっと笑いながらあたしを見る。
「あたしは、あのぬいぐるみが忘れられないけどね」
「俺だと思って大事にしてる?」
「もちろん!ベッドの上に置いてるよ」
「ベッドの上って…誘ってる?」
「はっ、はぁ!?さ、さ、誘ってなんかないし!」
「嘘、嘘!」
怒ってるあたしに対して爆笑してる優翔くん。
優翔くんの嘘は冗談に聞こえないよ…。

