「優翔くん家……行こうかな?」
「よし、決まり!じゃあ…バス停まで全力疾走!」
「うっ、えっ!きゃあっ!」
優翔くんに手を引かれて、あたしは雨の中を全力疾走した。
雨の中をカップル二人が相合い傘ではなく、全力疾走ってなかなかシュールで面白いと思う。
若干、雨に濡れながらも裏門のバス停に行くとそこまで待たずにバスが来た。
「びしょびしょだね」
「だな。大丈夫か?寒くない?」
「うん、大丈夫」
「そっか、良かった」
一番後ろの座席に二人隣同士で座る。
バスの中にはうちの学校の生徒が2人しかいない。
あぁ…バスといえば思い出すなー。

