15分か、と苦笑い混じりに優翔くんは言う。 「凛菜」 「なに?」 「15分もバス待ってたら風邪引きそうだからさ…」 「うん」 「雨には濡れると思うけど、俺ん家来ない?」 「えっ!優翔くん家!?」 いきなりですか!? お家デートで行ったことあるけど、心の準備が… とかは言ってられない状況かな、今は。 「優翔くん家って、この辺から行けるの?」 「あぁ。学校の裏門の方にあるバス停からなら」 「そうなんだ…」 このままだったら風邪引いちゃうしな… 迷ってる暇はないね。