−−…ブーブーブー
マナーモードにしていたあたしの携帯が鳴った。
「ごめん!ちょっと外すね」
あたしは二人を置いて教室を出てトイレに入った。
何でここまで徹底して隠れながら電話をするかというと…
携帯のディスプレイに【優翔くん】と文字が表示されていたから。
「もしもし?優翔くん」
『凛菜出るの遅いー』
いじけた…?
ごめんね、と笑ってごまかす。
「でー…用件は?」
『一緒に帰ろうよ』
「良いけど…何でわざわざ電話で?直接話してくれても良いのに…」
『直接話しに行くのには遠いかったから』
学校にいないのかな…?

