こんな私が恋ですか。




照れながら顔を隠しているとあたしはハッと我に返った。


「時間!今、何時!?」

「えっと…」

優翔くんは身体を起こして携帯を開く。


「6時…」

「あたしそんな寝ちゃってたんだ…」

「ごめん…送ってくから帰るか?」

「うん、ありがとう」


あたしは優翔くん家を出て気付いた。


「そいえば、ご両親は?」

「俺ん家、共働きでさ…父親はアメリカに出張中。母親は8時頃にならないと帰って来ない」

「そうなんだ…」

「あぁ。手、繋ご」

「うん」


二人で仲良く手を繋ぎながら薄暗い道を歩く。

やっぱり優翔くんは、あたしを家まで送ってくれた。