「ねー凛菜?」 「ん…なに?」 優翔くんがぐいっとあたしの顎を持ち上げる。 何か今日の優翔くん、めっちゃ肉食系になってるんですけど!! 「…キスしたい」 「……ええっ!?」 「しちゃダメ?」 「ダメでは…ない、かも…」 赤面したまま優翔くんと目が合う。 あたしが気を許した瞬間、優翔くんの顔が近付いてきて… キス、したんだ。 目をギュッとつぶったままのあたし。 少し強引なファーストキス。 「…ありがとう」 ニコッと優しく笑う。 あたしは赤面してまともに優翔くんの顔が見れないまま。