そう言ってあたしの頭をポンポンと撫でる。
この人には敵わない。
バスに揺られあたしの家まで送ってくれた。
きっと家は真逆の方向なんだ。
デートの約束をして思った。
あたしは家に帰るなり部屋のベッドにバタンと倒れ込む。
デートに待ち合わせを記した走り書きのメモ帳を見詰める。
「来週の日曜日…駅に14時待ち合わせ…か…」
さっきまで繋いでいた指先が熱く感じる。
あたしはベッドの上に置いてあるクマのぬいぐるみをギュッと抱きしめた。
前の、放課後デートの時に優翔くんがくれたぬいぐるみ。
デートも楽しみでドキドキするけど、今はテスト結果にドキドキする…。
頑張ったから大丈夫だよね、多分。
土日を挟んでいるから月曜日に結果が分かる。
緊張するな…。

