あたしの大好きな笑顔と声。 「優翔くん!」 帰り支度をした優翔くんが教室の出入口に立っている。 あたしは栞里にバイバイ、と手を振り彼の元に小走りで駆けてく。 「凛菜ー、一緒に帰ろ?」 「うん!」 率直に嬉しかった。 校門を出た後にあたし達は手を繋ぐ。 この瞬間が大好きだ。 ホントはデートとか誘ってみたいけど、バス停までの道を歩いてるから帰るんだ。 でも二人でいられるだけで満足だったり…。 「凛菜?」 「はっ、はい!」 「ぼーっとしてどうしたの?」 「ううん!何でもない」