「凛菜〜!」
「優翔くん!」
優翔くんも鞄を持って図書室に入って来た。
「どうしたの?」
「凛菜と帰ろうとしたけど、いないからさぁー…栞里ちゃんに聞いて図書室まで来た」
「そっか…それにしても帰り遅いね。何かしてたの?」
「…や、まぁ…うん」
優翔くんらしくない、あやふやな答えた方をする。
どうたんだろう?
「…どうしたの?」
「園部…って知ってるよな?」
「ん…知ってるよ」
「あいつにレポート手伝ってもらっててさ」
「ふ〜ん…」
「それだけ」
あたしは少し不満っぽい顔をして見せたのに気付いたのか、優しくニコッと笑う。

