3時限目が終わると、あたしの教室に優翔くんが来た。 「凛菜♪彼氏が来てるよっ」 栞里はこの調子で冷やかしてくる。 でも、こんな微妙な時間にどうしたんだろう? 「どうしたの?」 あたしは教室の出入り口で優翔くんに話す。 「…園部が凛菜のこと呼んでて…お前と園部って何か接点あったか?」 「宿泊研修の時に、ね?」 「嫌がらせされたりしてる訳じゃないよな」 いつもの優しい顔から険しい表情になる。 「そんなことないよ!で…?」 あたしはざっと用件を聞く。