こんな私が恋ですか。




手を繋ぐのは相変わらずドキドキする。

何回繋いでも馴れない。


周りは森に囲まれているからシーンと静まり返っている。

あたし達がいる宿泊施設から少し歩くと階段がある。

その階段に二人で腰をかけた。


6月といえど森に囲まれた夜風は冷たい。


あたしは寒さで体を縮こめた。


「寒い?」

「ん。少しだけ」


優翔くんは自分が着ていたパーカをあたしにフワッとかけてくれた。