優翔くんと触れ合ってあたしの心のモヤモヤが取れた。 夕方にご飯を食べたあと、今はお風呂に入って来た帰り。 長い廊下を栞里と二人で歩いていた。 すると前から、あたし達を起こしてくれたお人形さんが…! 偶然だ。 「栞里!」 「なにさ?」 「あの子…起こしてくれたからお礼言わなきゃ」 「おっ、そうだね」 自分から話しかけるのは苦手だけど、お礼はちゃんとしよう。