【完】狼ご主人様と子羊ちゃん





……なによ。
人間だもん。
苦手の一つや二つ、
あるに決まってるでしょ!



「だーっ!
離しやがれ!!」



私はそう大声を張り上げ
辻宮の手を振り払おうと



……したんだ、確かに。



なのに辻宮と来たら、
一向に腕を離してくれず
それどころか。



ニタア……っと、
あの気色悪い笑みを浮かべだした。



「つ、辻宮……」