延々と続くスカイブルー。 真っ白な砂浜。 ここが日本じゃないくらいに 綺麗な海で。 ーーーーー忘れてた。 「……おい」 海に見とれていると 頭上から振ってきた低い声。 忘れてた。 こいつが、居ること。 ーーーー辻宮が、居ること。 辻宮は、不機嫌そうに 私を見下ろしてくる。