そう訊くと、またテンションが高くなる瑠璃。朝から元気すぎ。 「だから、海行こうって言ったのよ!」 「ああ……海……え、海?」 「ええ。 私の別荘が、海の近くにあるの。私と繭とあんたと……辻宮様もね」 「はっ!?」 思わず大きな声を出すと、向こうで不思議そうな声がした。 「何驚いてるのよ?」 な、何……って。 「なんで辻宮も!?」