やがて学校の門をくぐると、突き刺さるような視線。 一瞬にして噂が広まったとはいえ 皆半信半疑なんだろう。 まあ、そりゃそうだよね。 だってこんな名家のお坊っちゃんが 私みたいな小市民とパートナーって ……笑える。 笑えるって言っといて笑えてないけどね。だって無理でしょ。素直に喜べないし。 「……お前、顔が不細工になってるぞ」