そう否定すると、辻宮の端整な顔が、僅かに歪む。 そしてあろうことか私の胸ぐらを掴んできた。 ぎゃーっ!!絞め殺される!! 「お前……。俺様のキスを塵と一緒にするんじゃねぇ。窒息するくらいに口を塞いでやろうか?」 「……イエ。結構ですごめんなさい」 怖い!! ああもうどうして……。 いつから私の高校生活は、狂っていったんだろう?