「あああああり得ない!!!私の……私の純潔があんな……あんな男に!?」



辻宮が目の前に居るのも忘れて、塀にガンガン頭をぶつけた。



しかし、ぐいっと辻宮の大きなてにはばまれて、今度はさーっと血の気が引いてく。



私は、ばっと辻宮から離れた。



「くくく来るな触るな近寄るなーっ!!」



私は、びっとピース……いや、指を二本突き立てた。



「二メートル。半径二メートル以上、近付くな……エロ男!」



しかしその手首をぐいっと掴まれて、引き寄せられた。



そしてアイツとの距離は、二メートルどころかゼロセンチだった。


_______ つまり、だきよせられてるのだ。