【完】狼ご主人様と子羊ちゃん





斗真は私を布団の上に押し倒すと、私に
跨がって、私を見下ろしてきた。



「……俺だって……男だよ」


「斗真……なにいってんの…」



呆れたようにそう言って、斗真を押し退
けようとした両手は逆に斗真に捕まり、
頭の上に縫い付けられた。



強い、力。



嫌でも斗真が"男"なんだって思い知らさ
れる。



「……柊」



そう呟くと、少し潤んだ、甘い瞳を落と
してくる斗真。



「柊、ごめん、俺───」


「斗真は友達じゃない」



私の首筋に近づいてきた斗真にそう告げ
ると、ピタッと斗真の動きが止まった。



「斗真は……親友だよ」



友達、なんてのよりももっと上。もっと
特別な人。