【完】狼ご主人様と子羊ちゃん





「……でも、なんでここに?」


「今日はここでお泊まりするからだよっ
!」



そう答えたのは、弥生。



え、ここに……?



「だって二人とも、泊まる所無いでしょ
?だからね、皆で洸太ん家にお邪魔しち
ゃおーってことになって」



ニコニコしながらそう言う弥生に、「お
前らは金払えよ」と言った洸太。



「え、私は無料でいいの?」



思わず自分を指差してそう言うと、洸太
が笑った。



「おー!特別になー!」


「ねえ洸太、うちらも良いでしょ!」


「ダメだって」



真理にすりよられて、顔を赤くしながら
そっぽを向いた洸太。



洸太……まだ真理のこと、好きなんだ。