【完】狼ご主人様と子羊ちゃん





……いやいや。



「私、人気者なんかじゃないけど?洸太
と斗真が人気者だったんでしょ」


「え、俺も人気者?」


「うん。イジり易いもんね、洸太」



そう言うと、ふざけんな、と軽く頭を小
突かれた。



でも人気者なのは本当。なんていうの?
ムードメーカー、みたいな。



「斗真と洸太がクラスに居ると、皆明る
かったよ」



そう言うと、洸太がクスッと笑った。



「柊、気付いてないんだな。自分がどれ
だけ人気者だったのか、さ」


「だから……人気者じゃないってば」


「ハイハイ。強情なとこもかわんねーの
な、お前」



ハハハ、と笑う洸太。



……強情、って……。



「で、どうなのよ」