って言ったら、急に辻宮の顔から笑みが
消えた。



「子供扱いなんてしたことない。ずっと
……ずっとお前は、俺にとっては、女だ
よ」


「え……んんっ!」



いきなり何、と訊こうとすれば、不意討
ちで塞がれた唇。



抵抗の余地もなしに、割り込んできた舌
にすぐに思考が溶かされていく。



「は……っ」



息苦しくなった所で、ようやく離された




「はぁ…っいきなり……何で……」


「……子供にはこんなこと、しない」



唇が触れそうなくらいの距離で、甘く、
そう囁かれて、心臓が大げさに跳ねる。



「……からかうのはよして───」


「好きだ」