「ふふ。照れ屋さんね、美里は!どうだ
った?やっぱり上手いんでしょうけど、
あの方なら」
ちょ、ちょっと待て!
「まだキスしかしてない!」
思わずそう叫べば、クラス中がシーン、
と静まり返って。
瑠璃がニヤリ、と笑った。
「ふーん?キスは、したんだぁ?」
「……っ!ハメたの!?」
「人聞きの悪い。引っ掛かる美里が悪い
んでしょ。あんたが未経験なんて、見て
りゃわかるわよ」
淡々とした口調でそう言う瑠璃に、最早
唖然。
「瑠璃ひどい!」
「あら、なんとでも?」
そんな言い合いをしていたら、ふと、肩
を叩かれた。


