自分を指差してそう言うと、司会の人が 怪訝そうな顔をした。 『え、むしろ他に誰が?』 そうですよね~……。え、マジ? 「嘘つきは泥棒の始まりって、知ってま すか……」 『え?……えぇ。知ってますよ?』 「あなた泥棒ですか?」 『え!?よからぬ誤解を招くのはやめて 下さい!とりあえず通過したんです!事 実なんです!』 マジか―――っ!! どんなミラクル!?いやあ、もう一生分 の運、使い果たしちゃったかもなぁ。 でもこれで一番の難関クリアだぜ! ―――なわけがない。