「さあご堪能ください!美里ちゃんの、 このナイスボディを!!まさに理想の身 体だ!」 司会の、言葉。 ふざけんな、と殴りたくなるくらい恥ず かしいその説明に、拳をぎゅっと握って 震わせた。 ああ、殴りたい。 いますぐ殴って、怒鳴りたい。セクハラ 、と。 いやしかし、そんなことでもしてみろ。 一体辻宮に何を言われるか。 ―――いや、何をされるのか。 考えただけでゾワッと鳥肌が立って、ぶ るぶると震えてしまう。