【完】狼ご主人様と子羊ちゃん





なかなか了承しない私に痺れを切らした
のか、辻宮は私に近寄ると、私の顔を、
至近距離でのぞきこむ。



「――断ったら……公開ディープキス」



「こっ……!?」



な、なんつったこいつ!!



辻宮の口から、あり得ない単語が飛び出
てきて、私は大きく目を見開いた。



公開って!!ディープって!!



「へ、変態!エロチック大魔王!」



「……なにそのダサいあだ名」