「こ、ここが食堂??」 そこは、シェフが何人か居て、内装は洒落たレストランと同じだった。 繭と瑠璃が、可笑しそうに笑いをこぼす。 「そりゃそうよ。これが食堂じゃなかったら、なんなのよ」 す、すごすぎるぞ私立……。 これじゃあ、都立高校がかわいそうだと思うのは、私だけ?? それとも、私が居た所が田舎だったのかな……。 そしてメニューを探したけど……ない。 「ねえ、繭……メニューってどこにあんの?」