何を訊いても答えてくれない辻宮に、苛 立ちを覚えながら、半ばやけくそでつい ていく。 そしたら、クルッとこっちを向いた辻宮 が、怪訝な顔をして。 「何ブルドッグの顔真似してんだ?」 なんてきょとんとしてるから、瞬間私は ブルドッグを越えて、鬼の形相になった にちがいない。 「煩いわね!」 「お前、仮にもご主人様に……」 「何がご主人様よ!!いいから前見て歩 きなさい!」