【完】狼ご主人様と子羊ちゃん





下僕、下僕っていうけどね。
これ、立派な差別なんですから。
人権問題に発展するんだからね



そんな思いを込めながら、辻宮を睨み付けると、彼は不敵に微笑んだ。



「だから、お前がキスしてくれれば良いんだってば」



「ーーーーっ!」



私は真っ赤になりながら俯いて
……それから、辻宮を見上げた。



こいつーーーーー楽しそうな顔、しやがってコンニャロウ。



「……目、瞑ってよ……。」