私は慌てて、自分の口元を両手で覆った。 きっと今、真っ赤にちがいない。 「と、とりあえずでキスなんか……っ」 出来るわけ、無いじゃない! と目で訴えると、辻宮は冷たく私を見下ろすと 「んじゃ、もっと沖まで」 と私の腰に手を回して、引っ張り出した。 ギャーっ!!? ちょ……ま…っ 「STOP!!!!」 そう言うと、願いが通じたのか、辻宮がピタッと止まった。