「ママがそんなにきらいなの?」 「…………」 たっくんは何も喋らない。 こんな話し合いがもう数十分続いてる。 たっくんの目からは涙が零れる。 あやが泣かせてしまった… あやのせいでたっくんは泣いたんだ… 出来ることなら今すぐ抱きしめてあげたい。 そして涙が止まるようにその瞼にキスをしてあげたい。 でも出来ないから私はたっくんの手に触れる。 それから何度も頭を下げて謝る。