バスに乗っている間、私は隣にたっくんがいる安心感と今までの疲労で眠ってしまった。



途中で何度か目が覚めるけどまた寝る。



その繰り返し。



それでもだいぶ疲れは取れた。



たっくんは寝ないのかな?



横を見るとたっくんと目があった。



「寝てばっかりでゴメンね」


「大丈夫だよ」


「たっくんは寝なくていいの?」


「俺も寝てるよ」



きっと不安であまり寝れないのだろう。



「……ごめんね…」


「えっ?何か言った?」


「何も言ってないよ♪」


「そう?
それならいいけど」



そう言って私はまた瞼を閉じる。