そこには…………… 空を見上げて月を見ているたっくんがいた。 その姿を見た瞬間。 私はすごく“綺麗”だと思った。 月明かりに照らされる横顔は儚げで、汚れている私が触れれば穢れてしまうと思った。 それと同時にこの人の心を私なんかが穢してしまいたくない… そう思ったんだよ… こんなに綺麗なモノに汚れた私が触れてはいけない。 私はそう感じた。