その変化はすごく小さいものだけど、拓真くんが私におこした奇跡なんだよ… それから数週間後。 私は学校に行けなくなった。 どうすればいいのか分からなくて家に閉じこもる毎日。 私にとって拓真くんは本当に唯一の気の許せる存在になった。 私はバイトをするか家にいるかのどちらかになっていったんだ。 その頃から私はケータイは手放せなくなっている。 お風呂もご飯もずっとケータイのを持っているほどだ。 ケータイがないと生きていけない… 私は完全にケータイ依存症になってしまったんだ。