「べ、つに…」 「そうか。あ…ほんとにさっきの…すまん」 わざわざ謝りにくるなんて… なんか企んでるんじゃ…! そう思って、無意識にキッと睨んでしまった。 「ちょ、そんな睨まないでくれよ。なんもしねーから…ったく」 頭をぽりぽり掻きながら言ったその顔は、ほんとになにもしないって顔だったから、ちょっと安心。 「あ、すいません。で、なんでわざわざ謝りに…?」 無意識にも少しキツく言ってしまった。