―――背筋が凍った。 固まってる私の肩に、その人の手が置かれる。 ―2年前の恐怖が甦る― …めて、 やめて…!怖い…!やめてっ… 「…ゃ…めて…」 そう口から出た小さなあたしの声は、ひどく怯えていたと思う。 あたしは2年前、 不良を嫌いになる出来事があった。 それからもう、不良が、ヤンキーが、怖くてたまらない。