特別、普通。

あぁ、忘れていた。


そう、風上君と最後に話したあの日、その日だけは何故か一緒に図書館を出たのだった。


私としたことが、重要なことを言うのを忘れていた。


 確か、今から親戚の家に行くんだ、なんて話を聞きながら途中まで一緒に帰り、風上君と別れたはずだ。


 一体それがどうしたのだろう?


・・・冗談だ。私はそれほど鈍くはない。


誤解されていた。


ただそれだけのことである。



「最低!!○○ちゃんが好きなこと知っているくせに!!」



勝手に勘違いをして、最低、とまで言われた。


なんだったら、ふざけるな!と怒鳴ってもいい場面だろう。



「違うよ!たまたま会っただけで・・・」


「嘘つき!だって仲良さそうに歩いてたもん!!」


「ホントだよ!!勉強を教えてあげただけ!!」