特別、普通。

他の生徒もなんだか気まずそうに、こっちを見ていた。


ちら見なんて、遠慮しがちに見ている人もいて「何かがあった」とあからさまにわかる雰囲気を肌で感じた。


しかもその「何か」に私が関係していることも、感づいた。



「・・・どうかした?」



そこまでわかっていたのに、私は普通に、何も変わらずに彼女に話しかけた。


私を睨んでいた目がさらに細められ、彼女の「怒りの感情」がはっきりと伝わってきた。


多分私は、笑顔だったと思う。笑いながら話しかけた。


「なんで笑ってられるの!?」そう聞かれた覚えがあったから。


なんでと言われても、と私は困った。


私には何かがあったってことぐらいしかわかってはいなく、彼女が怒る理由はさっぱりだった。


周りの友人達が言う。



「日曜日、何してた?」


「何って・・・漫画読んでた。あと、DVDも見てたかな。」


「嘘!!」「私見たんだから!!」


「見たって何を?」


「風上君と一緒に歩いてるところ!!」