愛しの黒ライオン




獅子さんは頭を捻りながら沙耶さんの方を見つめ「仕方ない」そう言って息を吐いてから沙耶さんを抱き上げた!?


信じられない!


歩けないからって、お姫様抱っこするの?せめて肩を貸すとか...


「牡丹、行くぞ」


獅子さんの背中を見つめながら歩き出すと私を見つめる沙耶さんの顔は


さっきよりも一段と意地悪で《私の勝ちよ》そんな顔をしているように見えた。