『お前...ピアスしたら似合いそうな耳だな』 獅子さんは、そう言って私の耳たぶに指先が触れた瞬間、心臓が飛び跳ねた。 トクントクンと脈が早くなって上手く息が吸えなくて耳まで赤くなるみたいに顔が熱い。 『...大分前に穴を開けようと思ったんだけどメッキとか痒くなるし開けたら痛そうだし...』 なに正直に話してるの?別に付けてなければ《付けてない》の一言でいいでしょ。 どうして、こんなに心臓がドキドキしてるの? まるで私が獅子さんの事好きみたいだよ。 『そっか...開けてないのか』