愛しの黒ライオン




チリンチリンと可愛い鈴の音と共にブリリアントの扉を開けた。


「すみません、面接に来ました」

周りを見渡しても誰も居ないみたい。

面接時間は午前11時。

腕時計を確認すると10分前、遅刻もしていない。


すると、奥の部屋からバタンと扉の開く音がして沢山の花を抱えながら誰かが入って来た。


「すまん、今、手離せなくて、その辺に座ってくれるか?」


聞き覚えのある低く深い声。